TorrentクローンをJava で作成しています。
そろそろ、Applet上で動作するデモができそうです。 試してみて解ったことが結構ありました。
そこで、学習したしことを、epub形式でまとめています。http://p.booklog.jp/users/kyorohiro
やる気スイッチが入らないので、書きかけの物をさらします。
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Torrentファイルを読み込んでみる
すでにBencodingのパーサー作成済みなので、Torrentファイルの中身を解析することができるようになったと思います。
本ページでは、Torrentファイルに記載されている情報について説明します。
.Torrentはメタファイル
Torrentファイルのデータの中身は、metainfo file structure と呼ばれています。 「メタ」というのは、データを要約したものです。
例えば、文書であれば、 「著作名」、「題名」、「ISBN番号」といったものがあげられます。 カメラで写真を撮ると、デシタルデータの場合JPEGという方式で画像されたりします。この時、 「撮影日時」、「撮影機器」、「解像度」、「GPS情報」などが記録されます。
では、Torrentでは、どのような情報が登録されているでしょうか?
MetaInfoの構造
ファイルがひとつの時
{
announce:<benstring>,
info:{
length:<beninteger>,
name:<benstring>,
piece length:<beninteger>,
pieces:<benstring>
}
}
ファイルが複数の場合
{
announce:<benstring>,
info:{
files: [
{ length:<beninteger>, path:[<benstring>,<benstring>]},
{ length:<beninteger>, path:[<benstring>,<benstring>]},
..
]
name:<benstring>,
piece length:<beninteger>,
pieces:<benstring>
}
}
ファイル名を記録できる
ファイル名を記録できます。 図xxxの name でファイル名を表現します。 lengthでファイルサイズを表します。
例えば、 「dokamagi,mp4」という20MBのデータをを記録したい場合、以下のように記述できます。
{
info:{
name:"dokamagi,mp4"
length:20971529
}
}
TorrentはひとつのMetaInfoに複数のファイルを含めることもできます。この場合、name と pathを用いてファイル名を表現します。
例えば、「data/manga/bb.zip」「data/movie/dokamagi.mp4」というデータを記録した場合は、以下のように記述できます。
{
info:{
files[
{length:20971529, movie, dokamagi.mp4}
{length:2097152, manga, bb.mp4}
]
name:"data"
length:20971529
}
}
Trackerのアドレスを記録できる
Trackerのアドレスが記録できます。 announce でアドレスを記述します。
例えば、「http://127.0.0.1:8080/announce」をTrackerのアドレスとして記録した場合は、
{
announce:"http://127.0.0.1:8080/announce"
}
データの分割情報を知ることができる
Torrentは、データを分割してダウンロード、アップロードします。 MetaFileには、データを分割するサイズ、そのSHA1ハッシュ値が記述されています。 分割するサイズは「piece length 」で記述します。 SHA1ハッシュは、「pieces」で記述します。
例えば、32kのデータを、16kbに分割する場合は
{
announce:<benstring>,
info:{
piece length:16384,
pieces:<40バイトのデータ>
}
}
piecesは、分割したデータごとにSHA1ハッシュをとります。上記の例では、データが2分割されるため、20×2の40バイトとなっています。
間違えた。後で直す。
返信削除pathのリストが抜けている