そろそろ、Applet上で動作するデモができそうです。 試してみて解ったことが結構ありました。
そこで、学習したしことを、epub形式でまとめています。http://p.booklog.jp/users/kyorohiro
やる気スイッチが入らないので、書きかけの物をさらします。
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ハンドシェークしてみる
Trackerから、ピアの情報を所得できるようになりました。 これで、データを配信してるTorrentクライアントと接続できるようになりました。 本章では、他のTorrentクライアントへデータの転送許可を取る機能を実現します。
TorrentクライアントはTCPサーバー/クライアント
TorrentクライアントはP2Pアプリです。Torrentクライアントはサーバーとクライアントの両方の機能を持っています。「他のTorrentクライアントから接続を受け入れ、データを配信する」というサーバー的な機能。そして、「他のTorrentクライアントへ接続しデータを転送してもらう」というクライアント的な機能です。
しかし、P2Pといっても、特別な方法で通信はしているわけではありません。汎用的な方法が利用されています。Torrentクライアントでは通信にTCP/IPを使用しています。TCP/IPはHttp通信で使用されています。これは、ブラウザーから「youtube」や「Google」にアクセスする時に使用する通信方法と同じ仕組みです。
Handshakeする
実際に、Torrentサーバーへ接続してみましょう。Torrent方式では、最初の接続/通信でデータ転送の許可をとります。この時、転送して欲しいデータについての情報をサーバーへ渡します。サーバーはそのデータが持っていれば、基本的に接続を受け入れます。
Socketで接続
まずは、Trackerから取得したアドレスへTCP/IPのソケットを生成して接続します。
SocketChannel socketChannel = SocketChannel.open();;
socketChannel.connect(new InetSocketAddress(hostname, port));
この時に生成したコネクションは、データ転送が完了するまで使用し続けます。Http1.0などを利用している古いサーバーなどでは、データを転送するたびに、コネクションを張ります。しかし、Torrentでは一度生成したコネクションはデータ転送が完了するまで確保し続けます。
データ転送の許可をとる
接続を開始する前にお互いの情報を交換します。このメッセージの交換をHashshakeと呼びます。
- 0-1バイト19
- 1-20バイト"BitTorrent protocol"
- 20-28バイト {0 0 0 0 0 0 0 0} のバイト配列
- 28-48バイトInfoHash
- 48-68バイトPeerId
を送信します。するとサーバーから、
- 0-1バイト19
- 1-20バイト"BitTorrent protocol"
- 20-28バイト {0 0 0 0 0 0 0 0} のバイト配列
- 28-48バイトInfoHash
- 48-68バイトPeerId
とメッセージが返されます。
@"19","BitTorrent protocol"
先頭は識別子が入ります。19は識別子の文字数です。 その後、識別子である「BitTorrent protocol」が続きます。
@{0 0 0 0 0 0 0 0}
拡張機能を利用するかのフラグです。 例えばDHTをサポートしている場合は0x01がセットされます。
@InfoHash
どのデータをダウンロードしたいのかを表すHashです。TorrentクライアントのInfo辞書のSHA1です。
@PeerId
Trackerへ渡したPeerIdを渡してください。
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